宮部みゆき「R.P.G」
2004年 07月 01日
ネット上の疑似家族の「お父さん」が殺された。その捜査に「模倣犯」の武上刑事と「クロスファイア」の石津刑事が挑む・・・。というストーリー。
R.P.Gというタイトルと、このあらすじだけを読むと、ネットがらみのSF小説か、と思っていたのだが、想像とは全然違っていて、物語の大半は警察の取調室で進んでいく。
「クロスファイア」と「模倣犯」の登場人物がいるにしては、物語の最初はちょっと盛り上がりに欠けるし、何がR.P.Gなのかと思ってしまうのだが、真相が明らかになるとなかなかの衝撃を受けます。
この小説で気になるのは、石津刑事のこの台詞。
「あなた以上にはっきりと正当な正義を信じて、結果的に大勢の人を殺してしまった女性を・・・」
クロスファイアのあの人のことを言ってるんだと思うんですが(^^;
正直、ちょっと違和感を感じてしまった。宮部みゆきは、どんな気持ちでこの台詞を使ったのかな。確信犯か、それともちょっとした賭か。
と、色々書いたけれども面白い作品です。
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R.P.Gというタイトルと、このあらすじだけを読むと、ネットがらみのSF小説か、と思っていたのだが、想像とは全然違っていて、物語の大半は警察の取調室で進んでいく。
「クロスファイア」と「模倣犯」の登場人物がいるにしては、物語の最初はちょっと盛り上がりに欠けるし、何がR.P.Gなのかと思ってしまうのだが、真相が明らかになるとなかなかの衝撃を受けます。
この小説で気になるのは、石津刑事のこの台詞。
「あなた以上にはっきりと正当な正義を信じて、結果的に大勢の人を殺してしまった女性を・・・」
クロスファイアのあの人のことを言ってるんだと思うんですが(^^;
正直、ちょっと違和感を感じてしまった。宮部みゆきは、どんな気持ちでこの台詞を使ったのかな。確信犯か、それともちょっとした賭か。
と、色々書いたけれども面白い作品です。
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by hasi009
| 2004-07-01 17:07
| 宮部みゆき