モギと申します。小説や映画、その他もろもろの感想を書き殴ってます。評価は、★5つで満点です。


by hasi009
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

乙一「ZOO」




小説をつくりあげる力とは、天から授かった才能だと思う。



努力だけではどうにもならない、

本当に才能というものに恵まれた人にのみ、

素晴らしい小説が書けるのだと思う。



だから、こいつはすごい、という小説に出会ったとき、

その小説家の恐るべき才能に畏怖することがあったりする。

乙一という作家は、作品を読むたびにそう思わされる一人だ。



「ZOO」は短編小説集である。



乙一先生を知る人なら分かるであろうが、

その短編集には、やはり「死」「死体」「血」など、

おどろおどろしいものがわんさかと詰まっている。



しかし、単なるグロテスクに終わらず、

知性のようなものを感じてしまうのだから、

この作家の才能は本当にすごいとしかいわざるをえない。



短編集の中で、特に面白かったのは


「冷たい森の白い家」「SEVEN ROOMS」。

「カザリとヨーコ」も捨てがたい。

ちなみに、小説集の表題になっている「ZOO」が一番つまらなかったかな。
 
映画blogランキング 小説blogランキング 株式投資blogランキング
[PR]
by hasi009 | 2004-07-30 18:54 | 小説