宮部みゆき「我らが隣人の犯罪」
2004年 05月 24日
この本には、表題作「我らが隣人の犯罪」に加えて、4編の短編小説が収録されてます。
「我らが隣人の犯罪」は、宮部みゆきさんのデビュー作なんですけど、それにしては、恐るべき完成度~って感じがします。
この作家さんの才能がどれほどすごいものか教えてくれる作品でもあります。
ただ、宮部みゆきさんの作品は、途中いったいどうなるんだろう、とドキドキしながら読んでいくと、結局ハッピーエンドというのが多いんですよね~。
我らが隣人の犯罪も、一本の細いロープを渉るような緊張感がありつつも、最後はやっぱりハッピーエンドとなっちゃいます。私的には、どうもそれが物足りない感じを受けてしまうんですよね(^^;
「模倣犯」が傑作と思えるのは、最後に真犯人が逮捕されながらも、登場人物達の大切なものは帰ってこない、その悲しさにあるんじゃないかな、と思うのは私だけでしょうか。
といいつつも、この本に収められた小説は秀作ばかりです。やっぱり宮部みゆきって巧いですね(^^
「我らが隣人の犯罪」は、宮部みゆきさんのデビュー作なんですけど、それにしては、恐るべき完成度~って感じがします。
この作家さんの才能がどれほどすごいものか教えてくれる作品でもあります。
ただ、宮部みゆきさんの作品は、途中いったいどうなるんだろう、とドキドキしながら読んでいくと、結局ハッピーエンドというのが多いんですよね~。
我らが隣人の犯罪も、一本の細いロープを渉るような緊張感がありつつも、最後はやっぱりハッピーエンドとなっちゃいます。私的には、どうもそれが物足りない感じを受けてしまうんですよね(^^;
「模倣犯」が傑作と思えるのは、最後に真犯人が逮捕されながらも、登場人物達の大切なものは帰ってこない、その悲しさにあるんじゃないかな、と思うのは私だけでしょうか。
といいつつも、この本に収められた小説は秀作ばかりです。やっぱり宮部みゆきって巧いですね(^^
by hasi009
| 2004-05-24 19:08
| 宮部みゆき