これも、「怪笑小説」や「毒笑小説」と同様に、古本屋にはいつも並んでいるけどあえて避けていた作品です。
最初に読み進めていくと、いきなり女性教師が死んで、そしてその傍らにはベタなダイイングメッセージがあるなんて展開になったときには、ああ、これはつまらなそうな小説だなぁと思っていたのですが、意外にもかなり面白く読めました。
主人公の「俺」は非常勤講師で、一見子供をサル扱いする冷血漢かと思いきや、実は心の奥底に正義感と優しさを隠したハードボイルド(?)だったりします。
そして、この小説は短編集なのですが、そこで起こる事件にはどこの子供にもありそうな事柄がからんできます。
その事件を非常勤である「俺」が鮮やかに解決していくのですが、どのお話も実に上手くまとめられています。
意外といったら失礼かもしれませんが、面白い作品です。最後におまけでついている短編もなかなか良いですよ。
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